開始まであと2年余、長野で裁判員制度フォーラム
http://www.shinmai.co.jp/news/20070304/KT070303FTI090005000022.htm
開始まであと2年余、長野で裁判員制度フォーラム
3月4日(日)
裁判員制度への不安や期待について話し合った「裁判員制度全国フォーラム2007in長野」=3日、長野市若里市民文化ホール
「裁判員制度全国フォーラム2007in長野」(長野地裁、信濃毎日新聞社など主催)は3日、長野市若里市民文化ホールで開いた。約250人が参加。パネル討論などを通じ、2009年5月までに始まり、国民が刑事裁判に参加する新制度の仕組みや課題を考えた。
パネル討論で、長野こまち代表取締役中山栄子さん(48)は「裁判員の日当を超えて託児費用がかかっては参加意欲をそぐ」と、無料託児所の必要性を指摘。県経営者協会専務理事関安雄さん(69)は「会社を続けて休むのは困難。連日開廷より月に1回程度の方が参加しやすい」とし、土屋龍一郎さん(45)は会社社長の立場から「社員が裁判員に選ばれたら、国民の権利だと思って参加できるようにしたい」と話した。
長野地裁の伊藤大介判事補は「県民7人に1人は一生のうちに1度は裁判員の候補者に選ばれる可能性があるが、70歳以上や学生のほか、冠婚葬祭などを理由に辞退できる」と説明。県内では長野と松本で裁判員制度による裁判が開かれるが「下伊那の人が長野に呼ばれることはないと思う」とした。
下高井郡山ノ内町から参加した無職の竹節直人さん(64)は、フォーラム終了後、「自分がきちんと判断できるか不安。公判前整理手続きが非公開だったり、自白に頼る捜査の在り方など、制度が始まる前に改善すべき点も多い」と話していた。
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