◎裁判員制度導入へ着々 富山地裁で模擬裁判
二〇〇九年五月までに導入される裁判員制度に備え、富山地裁は一日、模擬裁判員裁判 を開き、県内各地から参加した約二十人が、裁判員として法廷での審理や評議などを体験 しながら、同制度について理解を深めた。
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070502201.htm
裁判員制度は、国民が殺人や放火などの重要な刑事事件の裁判に裁判官三人とともに審 理に参加するもので、事件によっては六人、または四人の裁判員が審理に加わる。
模擬裁判は、男が飲食店前の駐車場で男性を包丁で刺し、重傷を負わせたという殺人未 遂事件を想定して実施された。参加者の中から抽選で選ばれた六人が裁判員役にふんし、 審理に参加した。裁判官は手崎政人判事ら同地裁の裁判官、検察側は富山地検の検察官、 弁護側は県弁護士会の弁護士、被告や証人などは裁判所の職員がふんした。
裁判員六人は制度の仕組みや裁判員裁判の注意点について説明を受けた後、法廷で証人 質問や被告人質問などに臨み、被告に犯行時の状況を詳しく聞くなどした。別室に移り、 裁判官とともに被告を殺人未遂罪と傷害罪のどちらに問うかなどを話し合う評議に参加し 、争点となった殺意の有無について積極的に意見を述べた。
審理の結果、「未必の故意」による殺意があったとし、殺人未遂罪を認定する有罪判決 が言い渡された。裁判員役を務めた参加者は「人を裁くことはとても難しかったが、良い 経験になった」などと語った。
模擬裁判に先立ち、四月一日に同地裁に完成した裁判員候補者待合室などの公開も行わ れた。
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