模擬裁判「責任感じた」 岡崎高生ら審理体験
二〇〇九年五月までに導入が決まっている裁判員制度を想定した模擬裁判が二十五日、名古屋地裁岡崎支部であった。岡崎高校の男女生徒六人が裁判員として裁判官とともに刑事事件を審理する難しさを実感し、同校の生徒約二十人が傍聴した。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070726/CK2007072602035758.html
模擬裁判は三〇二号法廷であり、岩井隆義裁判長ら裁判官三人と、高校生たちの裁判員が九人掛けの横長の席に着いた。実際の公判の様に、山尾志桜里検事と杉浦豊、梅村浩司両弁護士による白熱した“攻防”があり、被告人質問、証人尋問に耳を傾けた。
高校生たちが“裁いた”のは、カラオケスナックでの口論が発端で、店の外で男が別の男性客の腹部を刺し身包丁で刺した殺人未遂事件。殺意があったとする検察側と、傷害罪に留まるとする弁護側の双方の主張に、生徒たちは悩みながら真実に迫った。
裁判官たちは懲役四年が相当としたが、生徒たちを含む九人の評議の結果、懲役三年の実刑という結論を導き出した。生徒たちは「真実は一つのはずなのに、話す人によって事実が変わる」「一人の人生を左右する責任を感じた」と感想を述べた。
岩井裁判長は「高校生たちに良い意見を出していただいたが、議論を深め、うまく受け止めるのは難しい。裁判官たちも、練習を積み重ねたい」と話した。
(栗山真寛)
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