被害者参加し模擬裁判 検察官と同席、独自求刑 千葉地裁
重大事件の刑事裁判に被害者や遺族が参加できる制度を取り入れた模擬裁判が26、27の両日、千葉地裁で全国で初めて開かれた。制度は被害者側が求刑や被告人質問なども行うことができ、年内に開始予定。被害者側の訴えが、来年の裁判員制度施行後の量刑判断にどう影響するかが注目される。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/080528/chb0805280311003-n1.htm
千葉地裁では、飲酒で正常運転が困難なのに車を運転した男性が衝突した対向車の運転手を死亡させた危険運転致死事件を扱った。遺族は弁護士と一緒に法廷内の検察官席側に座り、「(被告は)反省していない。被告家族の発言にも傷つけられた」などと訴え、検察官の求刑(懲役6年)と異なる危険運転致死罪の最高刑懲役20年を求刑。裁判官と裁判員が評議の末、懲役6年を言い渡した。
裁判員として参加した一宮町の自営業、金子健一さん(50)は「被害者側の20年という求刑は量刑の判断材料に入らなかった。弁護士が冷静な立場で被害者の意見を述べていたことが評価できた」と話した。