長男亡くした主婦が犯罪被害者支援訴え
長男を交通事故で失った福岡市西区姪の浜、主婦川津和子さん(49)が、県警本部で開かれた「犯罪被害者等に対する支援のための連絡協議会」で講演し、心の傷の大きさと遺族支援の充実の必要性を訴えた。警察官や弁護士ら約80人が耳を傾けた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20080601-OYT8T00130.htm
川津さんの長男の裕太郎さん(当時19歳)は2006年9月16日、専門学校の同級生の男性が運転する乗用車に乗車。車は福岡市内の市道交差点で、制限速度を約90キロオーバーして信号柱に激突し、裕太郎さんは死亡した。運転していた同級生は助かり、危険運転致死罪で懲役3年の判決を受けた。
川津さんは、裕太郎さんの写真などのパネルを横に置いて話した。事故直後は毎日、家の中で泣き叫んでいたこと、所属している犯罪被害者自助グループの存在を知ったのは事故の数か月後だったことなどを振り返り、「警察は(遺族の)唯一の情報源であり、早い段階で事故の詳しい状況や、自助グループの情報などを教えてほしい」と要望した。
また、来年5月に施行される裁判員制度で、裁判員を対象に裁判でのストレスを緩和するための電話相談窓口が開設されることを挙げ、「裁判員同様、遺族のケアも今後、(様々な形で)認められることを切に願います」と訴えた。
(2008年6月1日 読売新聞)