わかやまキッズ法廷:裁判員制度PR、小学生が地裁で模擬裁判 /和歌山
来年5月に始まる裁判員制度のPRで、和歌山地裁は31日、小学生を対象にした模擬裁判「わかやまキッズ法廷」を開いた。将来、制度の担い手となる子どもたちに裁判の仕組みを理解してもらおうとする試み。5、6年生39人が裁判員や弁護士の役割を演じた。
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080601ddlk30040353000c.html
市内の書店で3月10日、無職の男(25)が本を万引きしたとして逮捕、起訴された。被告は窃盗を否認している--という想定。証人尋問や論告求刑の後、子どもらは4組に分かれ、裁判官とともに有罪か無罪かを話し合った。
「店の買い物かごを使わず、自分のバッグに商品を入れるのは非常識だ」「所持金が7000円と高額なのに、万引きするつもりだったとは思えない」などと意見をぶつけ合い、3組が有罪(懲役1年)、1組が無罪と決めた。「万引きしたとは言い切れない。疑わしきは被告人の利益にという原則に従った」と無罪の判決理由が説明されると、傍聴席の保護者らは大きくうなずいていた。
裁判員役の市立楠見西小6年、加納拓哉君(11)は「窃盗罪で1年前に有罪となっている点に注目し、再犯だとする意見に共感した。有罪か無罪かだけでなく、いろいろ考えるべきことがあった」と話した。【加藤明子】
毎日新聞 2008年6月1日 地方版