裁判員裁判「とても大事」 本村洋さんが岐阜で講演
山口県光市母子殺害事件の被害者遺族、本村洋さん(32)が1日、「犯罪被害者の現状と必要な支援」と題して岐阜市のじゅうろくプラザで講演した。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080602/CK2008060202014291.html
犯罪被害者の支援活動をしている「ぎふ犯罪被害者支援センター」が主催。会場には約900人が詰めかけた。
本村さんは「事件から10年目で、まだ裁判をやっている。これだけ長い時間裁判を聞き続けるのは疲れる。早く結果を知りたいのが被害者」と裁判の迅速化を要望。少年法については「理念は正しい」としながらも、「罪を軽くして早く社会に戻すのが必ずしもいいわけではない。最初に軽い罪を犯したときにきっちり更生教育をし、再犯防止を」と訴えた。
本村さんは来年5月から始まる裁判員裁判についても言及。裁判の迅速化も期待できることから「賛成」という。「裁判員を1度やった人には一生忘れられない経験になるはず。事件から教訓を学ぶという意味で、とても大事」と述べた。「今まではプロへの押しつけだった。市民が参加することで民主主義の実現が一歩前進するのでは」と期待を込めた。
本村さんは1999年4月、当時18歳の少年に妻の弥生さん=当時(23)=と長女の夕夏ちゃん=同11カ月=を自宅で殺された。元少年は4月に広島高裁差し戻し控訴審で死刑判決を言い渡され、上告中。
(稲熊美樹)