『素人で大丈夫?』 『広報もっと力を』 裁判員制不安と期待
金沢 地裁委員会が意見交換
法曹三者をはじめ、教育、医療、女性団体など各分野の代表らが集う金沢地裁の委員会は三日、金沢市の同地裁で開かれた。来年五月に始まる裁判員制度をテーマに意見交換。有罪・無罪、量刑を決める評議について「法律の素人でも大丈夫?」と不安が漏れた一方、市民感覚を取り入れる新制度に「理解を得るため、広報により力を入れて」と期待の声もあがった。 (前口憲幸)
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20080604/CK2008060402015006.html
委員約十人が出席。裁判員裁判の流れをドラマ仕立てで解説した最高裁製作のビデオを視聴した後、意見を交わした。
ビデオの内容は東京駅構内で起きたナイフによる刺殺事件。関心が集まったのは、被告に科される刑の重さ。「くじで選ばれた素人の裁判員が判断できるのか疑問」「事件の内容が複雑になればなるほど心配も増える」などの意見が相次いだ。
これに対し、法曹関係者は「量刑の判断はあくまでも常識のレベル。難しい知識は求めません」と助言。裁判員が戸惑うことなく評議できるよう、過去の同種事件における量刑の傾向をグラフ化した資料を用意することなどを紹介し、安心の制度導入をPRした。