【裁判員裁判】3日に全国初「裁判員裁判」東京地裁で殺人事件
今年5月にスタートした裁判員制度で、一般の国民が刑事裁判の審理に参加する全国初の裁判員裁判が3日から4日間、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で開かれる。各地裁は約640回の模擬裁判を開くなど、準備を進めてきたが、この裁判が初めて迎える“本番”となる。裁判員選びから、法廷での審理、裁判官と裁判員が有罪か無罪かや刑の重さを決める評議、そして判決まで。日本の刑事司法は新時代を迎える。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090801/trl0908011856004-n1.htm
裁判員が審理するのは、東京都足立区で今年5月、隣人女性=当時(66)=を殺害したとして、殺人罪に問われた無職、藤井勝吉被告(72)の公判。すでに証拠と争点を整理して審理計画を立てる「公判前整理手続き」のなかで、被告と弁護側は起訴された内容を認め、おもに情状面を強調する方針が固まっている。このため、公判の焦点は量刑の判断になる見込み。
また、被害者参加制度に基づき、殺害された女性の長男と代理人弁護士も出廷し、被告人質問などを行う予定。
公判は4日間にわたって開かれる見通し。3日午前中に行われる裁判員選任手続きで、裁判員6人と、裁判員が務められなくなった場合に代行する補充裁判員3人を選ぶ。同日午後と4日、5日午前中に、証人尋問や被告人質問など法廷での審理が行われ、結審。評議は5日午後に行われ、判決は6日に言い渡される予定。
東京地裁は先月17日、73人の裁判員候補者を裁判員選任手続きに呼ぶ「呼び出し状」を発送している。73人中何人が実際に裁判所に出向くかの「出頭率」は、裁判員制度への参加意識をはかる指標になりそうだ。