【裁判員裁判】「どうかわる?」直前チェック
いよいよ裁判員裁判が始まる。いつあなたも裁判員に選ばれるかはわからない。国民が参加する新しい刑事裁判は、どう行われ、どんなことに注目すればいいか、ポイントをチェックしておきたい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090801/trl0908011857005-n1.htm
▽何人来たか?
3日から始まる第1号裁判で東京地裁は、裁判員選任のため73人の候補者を呼び出した。この中から裁判員6人と補充裁判員3人を選ぶ。裁判所に全員来れば約8人に1人の確率となるが、実際に何人来るのか。内閣府の世論調査では、約7割が裁判所に出向く意向を示している。
▽選ばれなければ?
裁判員に選ばれなかった人には、裁判所の所長があいさつしたり、希望者にその裁判を傍聴できるようにしたりする配慮が検討されている。東京地裁では記念のポストカードが配られることになりそう。緊張とともに、平日の朝、やってきた候補者。選ばれずにホッとするか、残念がるか…。
▽日当は?
裁判員はもちろん、選ばれなかった人も含め、裁判所に来た人に支払われる日当も注目だ。規定では裁判員・補充裁判員は1日当たり1万円以内、候補者は8000円以内。最終的に選ばれなかった候補者は、選任手続きが終了するまでの拘束となり、午前中だけなら半額になることも。
▽法廷は?
法廷での裁判員は裁判官と一緒に並んで座る。一段高い位置だが“上から目線”になりすぎないように、壇を低めにした裁判所もある。裁判員は被告人質問などもできるので、法廷での裁判員の第一声にも注目したい。
▽裁判員の服装は?
服装の決まりはなく、最高裁は「普通の服装で」と呼びかけている。もちろん裁判官が着る絹製の黒い法服も貸し出されない。法廷は被告や被害者・遺族らと向き合う場なので、それなりの配慮も必要。裁判員のファッションチェックも欠かせない。
▽被告は?
身柄を拘束されている被告には、希望があれば出廷の際、フック式のネクタイと革靴風のサンダルが貸与される。ジャージーやノーネクタイ姿だった従来と比べ、印象は変わるか。被告の手錠や腰縄は、裁判員が法廷に入る前に解錠され、退廷後に施錠される。いずれも裁判員に「被告は有罪」との予断を与えないための措置だ。逃亡や危害を加える可能性のある場合は、裁判所の判断となる。
▽ランチは?
昼を挟んで行われる裁判員裁判。食事は裁判所内か、周辺でとることになる。弁当持参もOK。食堂がある裁判所も多く、出前を頼むこともできそう。食堂がない地裁は、付近のお店を紹介する地図を作製したところも。ただし、昼食代は“自腹”だ。
▽休憩は?
裁判員裁判は、負担に配慮して休憩を増やし、ゆとりある審理計画が組まれる。東京地裁の第1号事件も、「通常なら3日間で終わる」(関係者)ところを4日間に。休憩時間は審理を振り返る時間にあてられることもあるという。
▽判決は?
評議の結果を踏まえて、裁判官が作成する判決書。短時間で書くため、A4版数枚程度になりそう。判決宣告で、裁判員の仕事は終わる。ただ、会見が予定されており、感想などを語る機会がある。