【裁判員2例目】裁判員、選ばれて「あー」 雨の中で選任手続き
台風9号の影響で朝方に豪雨となる悪天候の中、全国2例目となる裁判員裁判が開かれるさいたま地裁には、10日午前8時半すぎから、緊張した面持ちの候補者41人が続々と姿を見せた。雨の影響で遅れた候補者もいた。候補者は裁判員と補充裁判員を選ぶ選任手続きに臨み、6人の裁判員と4人の補充裁判員が選ばれた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090810/trl0908101309010-n1.htm
裁判員候補者の1人、埼玉県滑川町のガス運送業の男性(44)は「緊張している。選ばれたら真剣にやりたい」と顔をこわばらせた。
法律事務所秘書の女性(23)は「社会経験がそれほどないので不安。すごく緊張している」。「東京の1号事件と違い、人が亡くなっていないので少しは気が楽です」とし、「通知がきていたので、この日は夏休みを取らないようにしました」と話した。
1例目の東京地裁の裁判を報道などを通じてみていた候補者も多かった。
報道をこまめにチェックしていたという男性会社員(30)は「予想以上に世間が騒いで、不安になった」。また、自営業の男性(48)は「裁判員の服装がいろいろ言われていた。裁判所ではおるものを用意してくれれば」と要望した。
選任手続きは候補者のプライバシーを守るため非公開。地裁によると、当日に辞退を申し出たのは7人で、全員が辞退を認められた。辞退理由は「同居親族の介護」や「冠婚葬祭」「配偶者の通院付き添い」などという。
選ばれなかったさいたま市桜区の会社員、佐藤真哉さん(39)は「ほっとしている」と話す。選任のくじの結果が発表されると、「当たった人の『あーっ』というため息のような声が聞こえた」という。
一方、吉川市の男性会社員(64)は「人を裁くのは不安だが、やりたかった。どうせやるなら1回目がいいので、残念だった」と漏らした。