【裁判員裁判】「デリケートな問題…」初の性犯罪で選任手続き始まる
全国で3例目、東北で初めての裁判員裁判が2日から青森地裁で始まるのを前に、裁判員の選任手続きが1日、地裁で始まった。対象となるのは強盗強姦事件で、性犯罪の裁判員裁判は初めて。午後1時20分の呼び出し時間に合わせ、地裁を訪れた裁判員候補者は「被害者の意見を聞いて正確に判断できるか」などと不安を口にした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090901/trl0909011523008-n1.htm
審理されるのは、無職、田嶋靖広被告(22)。田嶋被告は19歳だった平成18年7月、青森県十和田市のアパートに侵入、20代の女性を暴行し現金を奪ったとして起訴された。また、裁判員制度が始まる以前に、別の女性に対する今年1月の強盗強姦事件や窃盗事件など計3件でも起訴されており、併せて審理される。
「過去2件の裁判員裁判と違って、被害者が女性なのでデリケートな問題を扱っていると思う」
十和田市の自営業男性(52)は、新聞報道などで今回の事件を知っていたが、自分が裁判員候補者に選ばれるとは想像していなかったという。「被害者や被害者家族の意見を聞いた上で、正確な判断ができるかは不安が残る」
また、初公判の前日に選任手続きが行われるのも初めてのケース。裁判員候補者が青森県全域から選ばれているため、遠方の候補者に配慮したとみられる。
電車と徒歩で2時間程度かけてきた八戸市の男性会社員(23)は「3日間、時間をかけて通うのは負担だ。それでも今後選ばれるかわからないので、人生経験として裁判員をやってみたい」と話した。