精神鑑定医に初の証人尋問=駅ホーム突き落とし-東京地裁
JR東京駅(東京都千代田区)のホームから女性を線路に突き落としたとして、殺人未遂罪などに問われた無職太田周作被告(25)の裁判員裁判が5日、東京地裁(井口修裁判長)であり、精神鑑定をした医師の証人尋問が行われた。裁判員裁判での精神鑑定医の尋問は初めて。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009110500105
公判では女性裁判員が、医師が示した被告の現在の症状に関して、「鑑定書に書いてある症状名と違うのはなぜですか」と質問。医師は「どの時点で診断されたかで変わる」と応じた。
太田被告は捜査段階の鑑定で、広汎性発達障害と診断された。検察側は質問前に、鑑定書の結論と質問内容の要旨を裁判員に配布した上で、障害が犯行に与えた影響などを質問。医師は「被告は知能指数も正常で、犯行時は妄想や意識障害も見られず直接の影響はなかった。善悪の判断能力もあった」と述べた。
一方、弁護人が、被告の思い込みが激しいのは障害の影響かと尋ねると、医師は「障害で融通が利かなくなる面があり、その点が影響していないとはいえない」と答えた。(2009/11/05-12:59)