裁判員裁判は順調なのか?ブロガーの反応は
2009年の5月よりスタートした裁判員制度。導入前よりさまざまな不安や問題点が指摘されていたが、すでに全国で数例の裁判員裁判が実施され、判決が下されている。これまでは特に大きな問題もなく順調に進められてきたようだが、半年たった今、裁判員制度のほころびが垣間見られてきた。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1109&f=national_1109_039.shtml
10月29日に静岡地裁浜松支部で行われた裁判員裁判で、裁判員の1人が「重要なところは裁判員の意見が反映されなかったと感じる」と評議の進め方に不満を述べた。評議は裁判員と裁判官が一緒に話し合うことになっているはずだが、「見えない線路が引かれているような感じがあり、脱線できないと思った」と感想を述べている。これに対しブログでも「確かに、意見が反映されないんだったら、呼ばれる意味がわからないよね」と、評議の進め方に批判が集まった。
また、裁判員選出の手続きにも問題が生じた。10月26日大津地裁での裁判員裁判で裁判員を務めた男性が、同地裁で11月に開かれる2、3例目の裁判員裁判でも呼び出し状を受け取っていたという。しかし選任手続きで外れた人や裁判員経験者は、同じ年に再び選ばれることはない。確かに、候補者名簿の中から無作為に選出するため、1人が複数回裁判員に選ばれることはあるだろう。しかし対象者でない人が何度も選ばれるというようなことが繰り返されると、選出のシステム自体が問われることになる。『憂国広場C』のブロガーは「この事件は、奇跡というよりは単なる職務怠慢事件だろう」(憂国広場C)と苦言を呈する。
国民の司法に対する理解と信頼が深まることを期待して始まった裁判員制度。法廷画を描く『古山拓絵画工房【アトリエ屋根裏電探室】』のブロガーは「裁判員が加わったことによって、以前とは廷内の空気が変わっている様な気がしています」と述べている。果たしてその空気は、いつまで新鮮さを保ち続けることができるだろうか。(情報提供:ココログニュース)