【裁判員 東京地裁】覚醒剤密輸のシンガポール人主婦に懲役8年
香港から覚醒(かくせい)剤を密輸入したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われたシンガポール国籍の主婦、オン・ホン・レン被告(35)の裁判員裁判の判決公判が3日、東京地裁で開かれた。福崎伸一郎裁判長は「約2キロに及ぶ大量の覚醒剤を密輸した責任は重い」として懲役8年、罰金350万円(求刑懲役10年、罰金400万円)を言い渡した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091203/trl0912031614006-n1.htm
弁護側は弁論で「犯行に加担したのは夫に誘われたからであり、現実に密輸した覚醒剤が社会に広まることはなかった」と執行猶予を求めていた。
しかし、福崎裁判長は、動機が報酬目的だった悪質性を指摘したうえで、「家族旅行を装って夫に同行したオン被告の役割は不可欠。覚醒剤が広まらなかったのも、税関職員の努力で発見されたからにすぎない」と非難した。
判決によると、オン被告は今年6月、夫のシム・チェン・クエ被告(37)=同法違反罪で公判中=と覚醒剤約1・9キロを報酬目的で日本に持ち込んだ。