【裁判員 福岡高裁】裁判長「一審言葉足らず容赦を」 九州初の控訴審
暴力などの問題行動を繰り返す長男(49)を刺殺したとして殺人罪に問われ、福岡地裁の裁判員裁判で懲役6年の判決を受けた無職、田中潤被告(78)の控訴審初公判が14日、福岡高裁(陶山博生裁判長)であり、弁護側は事実誤認と量刑不当を主張、検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091214/trl0912141415012-n1.htm
九州・沖縄で、裁判員裁判の控訴審は初。陶山裁判長は、弁護側主張の一部には一審判決の解釈の誤りがあるとした上で「裁判員裁判の判決は時間的にも制約があり、言葉足らずで、ご容赦いただきたい」と説明する一幕もあった。
一審判決によると、田中被告は5月1日夜、福岡県久留米市の自宅作業場で屋台経営の長男、哲也さんの腹などをナイフで刺した上、自宅前の路上でも、包丁で胸を突き刺し、失血死させた。弁護側は一審同様に「殺意が生じたのは包丁で刺す段階」と述べ、一審判決には誤りがあると指摘した。判決は1月15日に言い渡される。