裁判員対象 起訴1200人超
裁判員制度が去年5月にスタートしてから年内に、対象の事件で起訴された被告は1200人を超えました。一方、実際に裁判を受けた被告は140人程度にとどまり、2年目のことしは、裁判を開くペースを大幅に速めないと起訴に追いつかない状況になっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014885201000.html
最高検察庁のまとめによりますと、裁判員制度がスタートした去年5月21日から12月31日までに、対象の事件で起訴された被告は、追起訴分も含めてのべ1212人となりました。起訴の罪名別では、強盗傷害が294人で最も多く、次いで殺人が270人、放火が98人などとなっています。また、裁判所の支部も含めた都道府県別では、▽東京が156人で最も多く、次いで▽大阪が154人、▽千葉が120人でした。少ない順では、▽富山が1人で最も少なく、▽岩手、福井がそれぞれ2人、▽秋田、島根がそれぞれ3人でした。一方、全国で去年、実際に裁判を受けた被告は142人にとどまりました。これについて、最高検察庁は、裁判所が慎重に準備を進めたことや、初公判の前に争点や証拠を絞り込む手続きに時間がかかったことが原因とみています。ことしの裁判員裁判は、今月12日以降、順次、全国各地で開かれますが、今後、死刑が求刑されるような事件など事前の手続きにより時間がかかる裁判も増える見通しで、被告が集中している裁判所では、裁判を開くペースを大幅に速めないと起訴に追いつかない状況になっています。