県内2例目の裁判員裁判 津地裁で19日開始
いなべ市で昨年7月起きた強盗致傷事件の裁判員裁判が、19日から津地裁で始まる。中部地方初となった9月の裁判員裁判に続き2度目。津地裁によると、財前誠被告(23)は起訴内容を認めており、争点は前回と同様、量刑(刑の重さ)に絞られるとみられる。
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100116/CK2010011602000018.html
起訴状によると、財前被告は昨年7月14日午後8時20分ごろ、いなべ市大安町で歩いていた女性店員(20)の首を後ろから絞めて口をふさぎ、「静かにしろ、騒ぐなよ」と脅迫。右肩にかけていた約2万円入りのかばんを奪い、転ばせて引きずり1週間のけがを負わせたとされる。
津地裁によると、昨年中に4回行われた公判前整理手続きでは、検察側、弁護側双方とも強盗致傷罪が成立することに争いはない。量刑をめぐり、検察側が「財前被告が女性を脅し、暴行を加えた」と主張する犯行の内容について争うという。
裁判員の選任手続きは19日午前に行われる。村田健二裁判長らが候補者と面接して決定。同日午後に開廷し、20日に結審する。証人は検察側、弁護側とも1人づつ。法廷での審理終了後、21日は量刑を決める評議があり、判決は22日に言い渡される予定だ。
◆前回選任手続き、出席率は90%
昨年9月、中部地方初の裁判員裁判として注目を集めた松阪市のコンビニ強盗事件の裁判では、津地裁が6000人の裁判員候補者の中から、68人に呼び出し状を送った。
選任手続きに参加した48人から、裁判員6人、補充裁判員3人を決めた。学生や70歳以上の人、重病の人などあらかじめ辞退が認められた候補者を除き、選任手続きに来た人の出席率は90%だった。
裁判員と裁判官3人が評議で話し合い量刑を決定。起訴内容を認めた小津友範被告(24)に対し、村田健二裁判長は懲役6年6月(求刑同8年)の判決を言い渡した。小津被告は判決を不服として、いったん控訴したが後に取り下げ、刑が確定した。