裁判員らの会見減少 開始月100%→今年50%台
裁判員裁判は十三日までに五十四地裁(八支部含む)で計二百三十二件が終了し、裁判員や補充裁判員を務めた人のうち、三分の二(66%)に当たる千二百十三人が判決後の記者会見に応じて感想などを述べたことが共同通信の集計で分かった。ただ会見に参加する人は減少傾向にあり、参加者がおらず、会見が開かれなかった裁判も十二件あった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010021402000089.html
一方、会見に立ち会った地裁職員が「守秘義務違反の恐れ」などを理由に、やりとりに介入して回答を制止したり、会見後に報道自粛を求めたりしたケースは少なくとも二十九件に上っている。
集計によると、二百三十二件で裁判員や補充裁判員を務めたのは計千九百五十六人で、体調不良の申し出があったり、審理が進み裁判所が欠員に備える補充裁判員を減らすなどして、計百二十二人が解任され、判決時に在任していたのは計千八百三十四人。
このうち、裁判員経験者九百六十人と補充裁判員経験者二百五十三人が記者会見に応じた。
参加率を見ると、裁判員裁判が始まった昨年八月の二件は100%で、九月(裁判十二件)86%、十月(同三十二件)74%、十一月(同三十二件)71%、十二月(同六十件)71%と推移。昨年の裁判員裁判計百三十八件で裁判員・補充裁判員経験者全員が参加した会見は三十九件あり、平均参加率は74%だった。
ところが、今年に入ると、参加率は一月(同五十六件)が56%、二月(十三日まで同三十八件)も53%と大幅にダウンしている。
裁判員裁判の件数が増え、経験者として感想を述べる必要性を以前ほど感じていないとみられるが、各地裁最初の裁判などで、全員が参加した会見は今年も十八件ある。